島 国 日 本
誠之学友会 会長 鮫島明良(昭43卒)
先日、目からうろこの情報に触れました。 それは私が思い込みでイメージしている日本と世界各国の面積比と実際との差についてです。日本人が一番目にする世界地図といえば、メルカトル図法で長方形に描かれた、太平洋を真ん中に、そのやや中心から左側にある日本列島が描かれているものではないでしょうか。余談ですが、日本で発行される世界地図なので日本を中心に据えるのは当然でしょうが、世界的には太平洋が地図の真ん中は少数派です。私たちも学校で学んだように、球体の地球を長方形の平面地図に表すには無理があります。事実このメルカトル図法では航路の方向は正しく示されるものの、面積で言えば赤道付近は正しく表記できますが、南極と北極に近づくほど面積は拡大されます。つまりロシアやカナダ、グリーンランド、南極大陸は実際の面積の数倍から十数倍にも拡大表示されてしまっています。ウクライナ問題に端を発した国際問題は私たちの生活にも様々な影を落としています。エネルギー資源や食料資源を輸入に頼らざるを得ないこの国は無関係では居られませんが、私たちの意識の中に日本は小さな島国という認識は無いでしょうか。日本列島は地球儀で見れば自明の如く、面積では61位ですがドイツやイタリア、イギリスよりも広く、人口も11位です。国境を地続きで接する国が無いことで比較対象の難しさは有るものの、島国日本は決して小さくはない事を子ども達に伝えたいものです。私たちはこの世界地図の様に様々な思い込みをしていることが少なからずあると思います。コロナ禍を経験して私たちの日常も揺らぎました。しかし一切の思い込みを排し、真摯に真実と本質に向き合う姿勢をとり続けることが肝要ではないでしょうか。最後になりましたが令和6年には新校舎も完成を見ます。会員の皆様をお招きしてのイベントも企画しておりますので、その折には皆様お誘い合わせの上ご参集頂けますようよろしくお願い致します。
島 国 日 本
誠之学友会 会長 鮫島明良(昭43卒)
先日、目からうろこの情報に触れました。 それは私が思い込みでイメージしている日本と世界各国の面積比と実際との差についてです。日本人が一番目にする世界地図といえば、メルカトル図法で長方形に描かれた、太平洋を真ん中に、そのやや中心から左側にある日本列島が描かれているものではないでしょうか。余談ですが、日本で発行される世界地図なので日本を中心に据えるのは当然でしょうが、世界的には太平洋が地図の真ん中は少数派です。
私たちも学校で学んだように、球体の地球を長方形の平面地図に表すには無理があります。事実このメルカトル図法では航路の方向は正しく示されるものの、面積で言えば赤道付近は正しく表記できますが、南極と北極に近づくほど面積は拡大されます。つまりロシアやカナダ、グリーンランド、南極大陸は実際の面積の数倍から十数倍にも拡大表示されてしまっています。
ウクライナ問題に端を発した国際問題は私たちの生活にも様々な影を落としています。エネルギー資源や食料資源を輸入に頼らざるを得ないこの国は無関係では居られませんが、私たちの意識の中に日本は小さな島国という認識は無いでしょうか。日本列島は地球儀で見れば自明の如く、面積では61位ですがドイツやイタリア、イギリスよりも広く、人口も11位です。国境を地続きで接する国が無いことで比較対象の難しさは有るものの、島国日本は決して小さくはない事を子ども達に伝えたいものです。
私たちはこの世界地図の様に様々な思い込みをしていることが少なからずあると思います。コロナ禍を経験して私たちの日常も揺らぎました。しかし一切の思い込みを排し、真摯に真実と本質に向き合う姿勢をとり続けることが肝要ではないでしょうか。
最後になりましたが令和6年には新校舎も完成を見ます。会員の皆様をお招きしてのイベントも企画しておりますので、その折には皆様お誘い合わせの上ご参集頂けますようよろしくお願い致します。
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